
ソリティア(クロンダイク)のルール・遊び方
投稿日:2025年6月28日
「ソリティア(Solitaire)」は、1人で遊べるカードゲームの総称で、パソコンやスマートフォンでも定番のゲームとして親しまれています。特に有名なのが「クロンダイク(Klondike)」という種類で、多くの人が「ソリティア」と呼ぶときはこのクロンダイクを指していることがほとんどです。
本記事では、初心者の方にも分かりやすく、クロンダイク・ソリティアの基本ルール、ゲームの目的、カードの動かし方、山札の扱い方、組札の構成、そして攻略のコツまでを詳しく解説していきます。
クロンダイク・ソリティアの最終目標は、トランプ1組(ジョーカーを除いた52枚)を使って、すべてのカードをスート(スペード・ハート・ダイヤ・クラブ)ごとにエース(A)からキング(K)まで順番に4つの組札(ファンデーション)に並べることです。
ゲームクリアには、戦略と運が必要です。カードを無駄なく動かし、裏向きのカードを効率的に表にしていくことがカギとなります。

まず、各場所の名前を確認しましょう。上の画像をご覧ください。
ゲームを開始すると、以下のようにカードが配置されます。
- 場札(タブロー)
- 7列にカードが並びます。
- 左から1枚、2枚、3枚…と順に重ねられており、各列の一番下のカードのみが表向きです。
- 残りのカードは裏向きで重ねられており、後から操作することでめくることができます。
- 山札(ストック)
- タブローに並ばなかった残りのカード(24枚)は山札として、裏向きでひとまとめに置かれます。
- 山札は、ゲーム中に新たなカードを引き出すための補助的な役割を持ちます。
- 捨札(ウェイスト)
- 山札(ストック)からカードをめくって使用可能なカードをここに置きます。
- この中のカードは組札(ファンデーション)に出したり、場札(タブロー)に移動したりできます。
- 組札(ファンデーション)
- 各スート(スペード・ハート・ダイヤ・クラブ)ごとにAからKまで順に積み上げる場所です。
- 組札にすべてのカードが並べられるとゲームクリアとなります。
ソリティア(クロンダイク)の説明をされているサイトによって、呼び方が違う時もありますが、当サイトでは上記のように呼びたいと思います。
ソリティア(クロンダイク)では、以下のルールに従ってカードを移動させながら、最終的にすべてのカードを組札(ファンデーション)に並べることを目指します。
<場札(タブロー)での移動>
- 表向きになっているカードは、別の列に移動可能です。
- 移動できる条件は、1つ小さい数字で、かつ色(赤と黒)が交互であること。(例:黒の10の上には赤の9を置けます。)
- 複数のカードが連なっている場合、その束ごと条件を満たす場所に移動できます。
- すべてのカードが移動して列が空になった場合、その列にはキング(K)のみ置くことができます。
<裏向きカードを表にする>
- 表向きのカードが動かされて、裏向きカードが最上段になったとき、そのカードは表になります。
- この作業によって新たなカードが使えるようになり、戦略が広がります。
<山札(ストック)からのカードめくり>
- 山札(ストック)を押すと、「NORMAL」なら1枚、「HARD」なら3枚、捨札(ウェイスト)に移動します。その時カードは表向きになり、数字やスートが分かります。
- 捨札(ウェイスト)の一番上のカードは、場札(タブロー)や組札(ファンデーション)に移動させることができます。
- 山札(ストック)を使い切った場合、捨札(ウェイスト)のカードを再度山札として利用できます。
<組札(ファンデーション)への移動>
- A(エース)を見つけたら、すぐに組札(ファンデーション)に移します。
- 以降、同じスートのカードを昇順(A → 2 → 3 → … → K)に積み上げていきます。
- 組札(ファンデーション)にカードを移すことでゲームクリアに近づきます。
- 当サイトのゲームでは、組札(ファンデーション)からカードの後戻りができますが、ゲームによっては後戻りできないものもあるため慎重に。
すべてのカードをスートごとに正しく組札(ファンデーション)に移動できればゲームクリアとなります。ゲームよっては、すべてのカードが自動的に組札に移る演出が用意されていることもあります。
覚えておきたいソリティア攻略の基本戦略は以下の通りです。
- 裏向きのカードを優先してめくる
- できるだけ多くの裏向きカードを表にしましょう。
- 他の選択肢があっても、裏向きカードをめくれる手があれば、それを優先しましょう。
- 空いた列は慎重に使う
- 空いた列に置けるのはキング(K)のみです。
- 無理に空列を作っても、使えるキングがなければ意味がないので、計画的に空けましょう。
- 空列にキングを置くことで、新たな列を展開でき、戦略が広がります。
- 組札(ファンデーション)への移動はタイミングが大事
- カードを組札に早く移動させたくなりますが、場札での移動に必要なカードまで先に組札に移すと、手詰まりになることがあります。
- 特に2〜5のカードは場で使う可能性が高いため、必要に応じて場に残しておく判断も必要です。
- 山札(ストック)と捨札(ウェイスト)の順番を記憶する
- 山札はめくった順番通りにしかカードが出てこないため、順番を意識することが重要です。
- 特定のカードを使いたい場合、他のカードを場に動かして捨て札の順序を調整するテクニックもあります。
- 最後は自動でクリアされるように
- ゲーム後半では、手詰まりにならないように慎重にカードを動かしながら、組札への移動を一気に進めましょう。
- 多くのアプリでは「オートコンプリート機能」があり、すべてのカードが正しく移動可能な状態になると、自動で組札に送られます。
クロンダイク・ソリティアは、すべてのゲームが必ずクリア可能というわけではありません。運の要素もあるため、どれだけ戦略的にプレイしても解けない配置も存在します。逆に、少しの工夫で見事にクリアできるゲームも多いため、粘り強く挑戦する楽しさがあります。
クロンダイク・ソリティアは、単純なようでいて非常に奥が深いカードゲームです。最初は「とにかくカードを動かす」だけでも楽しめますが、慣れてくると「どのカードを残すべきか」「どこにキングを置くか」「山札の順番はどうなっているか」など、多くの判断を迫られるようになります。
論理的思考力や観察力を鍛えるのにも適したゲームですので、通勤中や休憩時間、寝る前などのちょっとした時間に気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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