
フリーセルのルール・遊び方
投稿日:2025年6月21日
フリーセル(FreeCell)は、トランプの52枚を使って遊ぶ一人用のトランプゲームで、戦略性が重視されるゲームです。Windowsを始め、さまざまなプラットフォームでプレイすることができます。
すでにたくさんの方がこのゲームを作っていますが、自分としてはフリーセルを作ることでゲーム作成やプログラミングの勉強になるのではと思い、作成しました。以下では、フリーセルの基本ルール、勝利条件、操作方法、戦略のヒントなどを詳しく紹介します。

まず、各場所の名前を確認しましょう。上の画像をご覧ください。
フリーセルには、以下の3つのエリアがあります。
- タブロー(場札):ゲームのメインとなる8列のカード
- ホームセル(組札):最終的にカードを揃える場所(4枠)
- フリーセル(空きセル):一時的にカードを置けるスペース(4枠)
- 移動可能なカード:ルールに従ってタブローやフリーセルからカードを移動できます。
フリーセルの説明をされているサイトによって、呼び方が違う時もありますが、当サイトでは上記のように呼びたいと思います。
・52枚のトランプカード(ジョーカーはなし)
・ランダムにシャッフルしたカードをタブローに並べる。並べる際は表向きに8列に並べ、左側の4列に7枚、右側の4列に6枚とする。
フリーセルの目的は、すべてのカードをスート(スペード、ダイヤ、クラブ、ハート)ごとにAからKまで昇順でホームセルに並べることです。
順番にカードを移動させていき、最終的に4つのホームセルがそれぞれ13枚で完成すれば勝利です。
- タブローまたはフリーセルから、タブローへの移動
- 数字が1つ小さく、色が交互(赤→黒、黒→赤)であれば、そのカードの上に置くことができます。
- 例:黒の9(クラブやスペード)の上には、赤の8(ハートやダイヤ)を置けます。
- 一度に移動できるのは基本的に1枚。ただし、空いているフリーセルの数や空列の数に応じて制限があります(後述)。
- 空きスペースができた列にはどのカードでも移動できる
- フリーセルへの移動
- どのカードでも、空いているフリーセルがあれば1枚だけ移せます。
- フリーセルは「一時的な避難所」として戦略的に活用されます
- フリーセルからの移動
- フリーセルに置いたカードは、タブロー又はホームセルに移せます。
- 移動ルールはタブローと同じです(色交互か、またはA→Kの昇順でホームセルに移す)。
- ホームセルへの移動
- 各スートのA(エース)から順に、2, 3, …, K(キング)まで昇順でカードを置いていきます。
- 一度置いたカードは戻せない場合が多い(ゲームによっては可能)。

上記でも記述しましたが、フリーセルではカードの移動は必ず1枚ずつです。
しかし、ゲームによっては、一度に複数のカードを移動できる場合があります。フリーセルやタブローの空きスペースの数によって変わるのですが、下の動画(見れない場合はスミマセン)のように、実際には1枚1枚動かして移動可能な場合に、その動作を省略して見かけ上一度に移動させています。(当サイトでもルールに従って、1度に複数のカードを移動できるようにしています。)
では、複数枚のカードを移動するルールですが、サイトによっては
「フリーセルの空き数 + タブローの空列 + 1」とあります。
しかし実際は下の動画(見れない時はスミマセン)のように、上記の計算式の結果以上に移動させることができます。
下記の例では、「フリーセル空き数(2) + タブロー空列(1) + 1 = 4」で4枚までとなりますが、タブロー空列に上手にカードを重ねることで6枚移動可能です。(他のタブロー列に置くことが可能なカードがあればさらに増えます。)
今回は、「(フリーセル空き数 + 1) × (2タブローの空列数)」という計算式を使っています。(この式を考えた人すごいなあ!)
ということで、複数枚を移動させるときに移動可能かどうかは、少なくともこのホームページのフリーセルでは、上記の式で計算できますのでご参考になさってください。
私はフリーセルが下手であまりクリアできません(涙)。闇雲にカードを動かしてもダメだし、先々を考えながらカードを移動しないといけません。初手の段階で、この列のカードは全て移動できそうだとか、なるべくフリーセルにカードを置きたくないとか、色々と考えなければなりませんが、そこがフリーセルの面白いところではあります。
クリアした時の爽快さはなんとも言えない喜びがありますね。クリアは大変ですが、フリーセルを楽しみましょう!

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